日本のシステムを基本から学ぼう

憲法は全文と11章103条からなっており、法律の上に存在します。

17世紀のイギリスの思想家 ジョンロックでした社会契約説に基づき、憲法は本来権力者が守るべきものであり、  権力者がその権力を乱用することを阻止します。

 つまり 憲法は権力者が守るべきであり、法律は国民が守るべきものであると言えます。

基本的な内容は、民主的な政治を行い、平和な国を目指す。

そのために国民主権、 基本的人権の尊重、 平和主義が基本的な原理として憲法には備えられています。 

近年、 政府の腐敗が明るみにさらされています。

国民の不満が募る一方ですが、我々 国民には政府を作り替える権利があり、それを行使する時が今なのかもしれません。

政治

 日本の政治は民主主義と考えられています。

 民主主義以外の政治スタイルには 君主制、独裁政治などがあります。

民主主義の考え方として、私たち国民が選挙によって選んだ政治家に権力を与える、 関節民主制というシステムだという理解が必要です。 

政治家が国民に代わって議論することから代議制とも言います

 つまり 選挙によって選んでしまった国民にも責任は十分にあるのです。

しかし現代の選挙のように 凝り固まった選挙、 票を固めているような選挙では独裁政治と何ら変わりはないのです 。

選挙

日本は投票率の低さで、政治に対する意識の低さがうかがえますが、投票したいと思えるような候補者が出てこないことが問題のような気もします。

選挙がエンタメのようなお遊びになりかねない現代ですが、 一人一人が政治に興味を持って、お遊びをするような人間を排除する必要があります。

選挙は国民主権の考えのもと行われており、 選挙によって選ばれる政治家ではなく選挙権を持つ私たち 国民が一番の権力者なのです。

選挙制度

 選挙制度には「 大選挙区制」「 中選挙区制」「 小選挙区制」「 比例代表制」 などの制度があります。

「 大選挙区制」=1つの選挙区につき2人以上を選出する制度

「 中選挙区制」=1つの選挙区から約3から5人を選出する制度

・同じ政党の人間が複数立候補することができる。

・政党が同じ=政策も似ているため誰に投票しても同じ

「 小選挙区制」=1つの選挙区から1人の議員を選ぶ制度

・当選した人以外の票が死票なるというデメリットがある

「 比例代表制」= 政党ごとの得票数に応じて当選者を決める制度

・政党の得票率に応じて議席が配分される。

・小さな政党でも議席が確保が可能になる。

※ポイント

小選挙区制では小さな政党の乱立を抑えることになり、 二大政党になりやすい。

実際に自民党と民主党 という 二大政党は大きな力を持つようになった。

本来、二大政党は政治家に緊張感が生まれる、 いつ政権が変わるかわからないため、官僚たちも一つの政党に肩入れすることができなくなるというメリットがありますが、日本においては政策に明確な違いがないため効力は発揮されていないように感じます。

衆議院議員総選挙(465人が定数)

「小選挙区比例代表並立制」同じ投票日に289人を小選挙区制で選び、176人を比例代表制(11ブロック)によって選出します。

衆議院議員の任期満了(4年) もしくは、 衆議院の解散によって行われます。

参議院議員通常選挙(248人が定数)

参議院の選挙制度は衆議院の小選挙区制とは少し違い、 選挙区が概ね都道府県によって区切られています。 

また、比例代表制は全国が一つの選挙区になっています。 

参議院に解散はなく、 常に任期満了(6年)のみです。

ただし 参議院議員は3年ごとに 半数が入れ替わるように憲法で定められているため、 3年に一度、半数が入れ替わることになってます 。

日本の三権分立

国会「立法権」

国の意思決定を行う最高機関、 国会議員が作る議会のことを言い、法律をつくる大きな役割があります。

国会は衆議院と参議院の二院制からなっており、 弾劾裁判所を設け 裁判官を裁判することもできます。

与党と野党

  • 与党(政権の味方)
  • 内閣総理大臣を選出
  • 法案を法律に推進
  • 予算案を作成
  • 政府を運営
  • 内閣総理大臣による衆議院解散

野党(対政権)

  • 内閣不信任案の提出
  • 与党の監視
  • 世論の意見を政治に反映

国会の種類

・通常国会

予算や法律を決めるために1月にスタートし 150日間開催されます。 延長が1回まで可能です。

・ 特別国会

  衆議院の総選挙後、30日以内に開かれ、総理大臣を選出します。

・ 臨時国会

 通常国会を補うために不定期に開催されます。 衆議院 参議院の どちらかの が開催を要求した場合にも開かれます。 延長は2回まで可能です。

その他にも衆議院が解散されている時に緊急事態が発生し、 国会を開かないといけない場合に、「参議院の緊急集会」が開催されることがあります。

内閣「行政権」

1府12省庁からなる組織

議会で多数を占めた政党のトップが内閣総理大臣に選出されます。(議員内閣制)

そして内閣は大臣の集まりで 、その大臣は総理大臣が任命します。

総理大臣は国会議員になっている必要がありますが、 内閣は過半数が 国会議員であれば、 その他は民間人でも問題ありません。 

内閣は国会を招集したり、 衆議院の解散を決めることができます。 

また裁判所に対しては、最高裁判所の長官を指名し、裁判官を指名することができます。

 裁判所「 司法権」

刑事裁判と民事裁判を取り扱い、法律が憲法違反をしていないか審査する機関でもあります。「違憲立法審査権」 

また、行政の行いが憲法や法律に違反していないか監視する役割も担っています。

刑事裁判

 殺人や障害などが発生すると警察が捜査を開始します。

 警察が取り調べた後に検察庁に容疑者を引き渡し、容疑について 再び調べます。 

そして 確証が得られた段階で裁判所に起訴します。 

起訴された証拠を元に裁判官が裁判を行い、有罪であるか判断し刑罰が言い渡されることになります。

検察官は司法試験を突破し検察庁に所属しており、 捜査権を有しています。

民事裁判

 民事裁判は当人同士で解決できない場合に起こされる裁判です。

民事裁判には個人や企業の裁判 だけではなく、」 国や公共団体などの行政機関に対して 行政訴訟を行うこともできます。

裁判所の種類

簡易裁判所は比較的に軽い事件の裁判を行う。

それ以外の裁判が家庭裁判所か地方裁判所で審理されることになります。

そこで出た判決に不服がある場合は高等裁判所に控訴します。

さらに高等裁判所での判決にも不服が出た場合は最高裁判所へ 上告することになります。

裁判の当事者が3回まで裁判を受けることができる制度を「三審制」と言います。

まとめ

いかがでしたか?

中学生のころに学ぶ意欲がなく、大人になった人には良い勉強になったのではないでしょうか?

まずは日本という国のシステムを理解し、自分が何を為すべきか考えることが、より良い日本を作る第一歩ではないでしょうか?

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