最近、OSINT（オープンソースインテリジェンス）という言葉をよく耳にしますが、実際に何をするものなのでしょうか？
簡単に言うと、インターネット上に公開されている情報を収集し、分析することで、調査や調査対象の特定を行う手法です。
この記事では、誰でも簡単に実践できるOSINTの基本的なやり方3選をご紹介します。
Google検索
Google検索は、調査対象に関する情報を収集するために利用できる最も基本的なツールの1つです。以下に、Google検索を効果的に利用するための方法を詳しく説明します。
１．キーワードの選定
まず、調査対象に関する情報を収集するために、適切なキーワードを選定する必要があります。
例えば、調査対象の名前やニックネーム、電話番号、住所などが挙げられます。
また、調査対象に関連する企業や団体の名前、彼らの関心事や専門分野なども、収集したい情報に応じてキーワードに含めることができます。
２．検索フィルターの利用
Googleは、検索結果をフィルターで絞り込むことができます。
例えば、特定の期間、国、言語、ドメインなどに限定して検索結果を表示することができます。
これにより、より正確な情報を収集することができます。
コチラの記事を参考にしてください。
３．検索結果の分析
検索結果が表示されたら、ページのタイトル、URL、サマリーなどを読み込み、関連する情報を収集することができます。
また、検索結果のページ内をスクロールして、詳細な情報を収集することもできます。
情報を収集する際には、信頼できるソースからの情報であるかを確認することが重要です。
４．Google検索ツールの利用
Google検索ツールには、検索結果をより詳細に分析するための機能が備わっています。
例えば、画像検索、ニュース検索、書籍検索、Googleマップなどがあります。これらのツールを利用することで、より詳細な情報を収集することができます。
Google検索は、調査対象に関する情報を収集するために非常に便利なツールです。
しかし、情報収集を行う際には、プライバシーに配慮した方法で行うことが重要です。
画像検索（リバースイメージサーチ ）
リバースイメージサーチは、画像検索の一種で、特定の画像がどこで使用されているかを調べることができる手法です。
この方法は、詐欺サイトや偽アカウントの特定、個人情報の漏洩など、様々な場面で役立ちます。
例えば、ある人物がSNS上で使用しているプロフィール写真が、実は別の人物の写真であった場合、リバースイメージサーチを使うことで、その写真がどこで使用されているかを特定することができます。
また、スクリーンショットを撮ってアップロードすることで、SNS上で非公開にされた写真の情報を入手することも可能です。
この手法を利用するには、Google画像検索やTinEyeなどのサイトを利用します。
Google画像検索を例に挙げると、以下の手順でリバースイメージサーチを行うことができます。
- 調査対象の画像を保存します。
- Google画像検索のページにアクセスし、カメラアイコンをクリックします。
- 画像のアップロードを選択し、保存した画像を選択します。
- 検索を実行します。
すると、その画像がどこで使用されているかを検索結果として表示してくれます。
この結果から、調査対象の情報をより詳しく把握することができます。
ただし、リバースイメージサーチによって得られる情報は、あくまで公開されている情報のみです。
非公開の情報を入手するためには、別の手法を利用する必要があります。
また、画像が加工されている場合や、顔が隠されている場合などは、リバースイメージサーチを行うことが難しい場合があります。
そのため、必ずしもすべての調査において有効な手法ではありませんが、適切に活用することで、調査の効率化や情報の収集に役立てることができます。
ソーシャルメディア（SNS）の監視
調査対象のSNSアカウントを定期的に監視することで、彼らの活動や情報を収集することができます。
例えば、Facebookでは、調査対象のフレンドリストや投稿、いいね！やコメントなどから、その人がどんな趣味や興味を持っているかを把握することができます。
また、Twitterでは、調査対象がフォローしているアカウントやリツイート、ツイート内容から、彼らの関心事や立場を知ることができます。
監視することで、調査対象の行動パターンや人間関係を把握することができ、調査に役立ちます。
以上、誰でも簡単に実践できる、OSINTの基本的なやり方3選をご紹介しました。
これらの方法をうまく活用することで、調査対象の情報を収集し、調査や調査対象の特定に役立てることができます。
ただし、プライバシーや個人情報保護には十分に注意し、法律に違反しないようにしましょう。
まとめ
OSINT調査はインターネット上に存在する様々な情報を収集し、分析することで、人や組織を調査するための重要なスキルです。
このスキルは、ビジネス、法執行機関、ジャーナリズムなどの分野で活用されていますが、個人としても自身を守るために役立ちます。
例えば、インターネット上でのプライバシー侵害や、不審な人物からの接触を受けた場合、OSINT調査によって情報を収集することで自己防衛が可能となります。
OSINT調査の全てを身に着けることは困難ですが、少しずつ覚えていきましょう。
